ジョージ・ワシントン大が日本を一蹴。強烈に感じた世界との差

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 ジョージ・ワシントン大の日本遠征は、日本代表に3連勝、B1の琉球ゴールデンキングスも26点差で倒しての4戦全勝で終了した。セルビアのベオグラードで行われたオリンピック最終予選(OQT)での経験、U18代表のアジア選手権準優勝と来年のU19世界選手権出場権獲得は、日本バスケットボール界の将来にとって大きなプラス材料になると思った。

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 ところが、OQTとジョーンズカップに出場したメンバーの混成チームとして戦った日本は、第2戦を除くとなす術なしと言われても仕方ないくらいの完敗。高校を出たばかりでNCAA経験のない1年生が6人、渡邊雄太ら6人が卒業に必要な単位取得につながる研修旅行の合間に試合をしている大学生相手ということを考えれば、恥ずかしい試合をしたと批判されても反論できないだろう。

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 OQTやジョーンズカップで戦ってきたことで、選手たちはサイズやフィジカルの違いを体感し、理解したうえで試合に臨むと思っていた。昨季の得点源であるタイラー・カバナーを止めるのが難しいかもしれないが、1年生のビッグマン相手にプレイの質で負けてしまった現実は、竹内公輔、譲次兄弟に続く人材の育成が急務であることを改めて証明するものだった。

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 今回の3連敗を見て改めて感じたのは、身長2m以上の大学生や高校生を代表に招集し、合宿や国際大会を経験させる必要があること。今回の取材中、代表の合宿に呼ぶ以前から「こいつ使えない」と言っている協会幹部に近いコーチがいると耳にしたが、その選手がまだ10代の大学1年生であれば、なぜ育てようという考えにならないのか? そのコーチは残念ながら、「サイズはお金で買えない」ということをまったくわかっていないのかもしれない。

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 そんな頭の固い人物が強化の中枢に入ってくるようであれば、男子の日本代表は世界との差を詰めることなど、到底できないだろう。ジョージ・ワシントン大相手の3連敗は新体制となった協会幹部だけでなく、日本のバスケットボール界全体へ向けた強烈な目覚まし時計だったと認識すべき。4年後、開催国ながらオリンピックに出場できないという屈辱を回避するためにも、危機感の共有がいかに重要かを改めて知るきっかけになればと願うばかりである。

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text by Takashi Aoki

バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016
男子日本代表チーム vs ジョージ・ワシントン大学
GAME 1 66-81
GAME 2 71-77
GAME 3 47-75

琉球ゴールデンキングス 56-82 ジョージ・ワシントン大学

バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016 特設サイト
JBA《日本バスケットボール協会》
AKATSUKI FIVE《アカツキファイブ》

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